大詰め!笹川流れ撮影記
前回からの続きです。
とりあえず笹川流れで最も有名で過酷な撮影地は終了しホッとしたのも束の間、30分後には次の普通列車が来ます。光線状態も悪くなってきたことですし、折角笹川流れでほぼ半日の時間を確保できたのですからもう1箇所くらいは撮影をしておきたいところ。
今度は500mほど今川寄りに戻った場所からの俯瞰撮影に挑戦です。
内心「さっきよりキツイこともないだろうし、今度は大丈夫かな」と楽観(* ̄ー ̄*)ふふん!!
そして撮影地の目印となる海の家の裏手から山中に入ります。
…が!?
こちらも十分キツイ!。。゙(ノ><)ノ ヒィ
先ほどのような急峻な岩場と違い足元は少し湿った土。斜度は先ほどよりは幾分和らいでますが、補助のタイガーロープもありません。生い茂る木々に掴まりながら登っていきますが、中には枯れ木が混ざるというフェイクも…。。゛(ノ><)ゝ ヒィィィ
そうこうしているうちに背後からはジョイント音が…
「えっ!もう来た?」
と思っても先ほどと同じ、危険すぎてカメラを構えられません。
結局通過したのはNO・DO・KA。新潟方面から折り返してきたようです。こればっかりはきちんと調べない自分が悪いわけですし…それよりもきちんと調べてきた普通列車くらいは間に合わせたいところ。なにしろ頻繁に列車が通るような場所じゃありません。恐らくこの場所で唯一撮れる普通列車になりそうです。
そしてなんとか頂上付近について振り返りざまに見えたのが…
ぎりぎり間に合いました||| \( ̄▽ ̄;)/ |||ワーイ
正直アングルやら何やら調節する時間など皆無で、どこでこの2連を切ればいいのやら。とっさに架線柱を真ん中に置いてみたのですが、ん〜、他にも方法があったような…。
とにかく1枚は記録できました。次は1時間後のいなほ10号です。
先ほどの撮影地で時間を延長した都合上、少々効率の悪い撮影となってしまっていますが仕方ありません。
またこの時点で14:30。日没は16:45と聞いていたのですが雲が広がり夕日も期待できなさそう。三脚さえ立てられればバルブ撮影もできましょうが、とてもそんなことはできませんし、何より暗くなったこの場所を降りるというのは危険と判断。このいなほ10号で今日の撮影を終わりにする予定です。
波の音、揺れる木々、名勝を走る車のエンジン音に囲まれて1時間。
(「゚ー゚)きた…
笹川流れは海岸線まで進出した険しい断崖によって作られる光景ゆえ、古くからある鉄道や道路は敷設に大変な苦労があったのだと思います。特に昔はトンネルの掘削が困難で費用がかかるため、ということなのかこうした大胆な切り通しも見受けられます。
ちなみに最初の撮影地はこの断崖の一番上になるわけです。
もともとこの「いなほ」に使われるE653は常磐線を走る「フレッシュひたち」に使われていたものでしたが、転用されカラーリングも日本海に沈む夕日をイメージしたものに変更されました。派手な印象があまり好みではありませんでしたが、まさに夕日の時刻、雲が覆い残念ながら満足いく斜光線ではないものの、この中で見ると羽越線のカラーリングとして最高なのかなあ、と見直した次第…
一路新潟へラストスパートです。(こうしてみると高さがよくわかりますよね?)
さて、すべての撮影を終了し、明るいうちに山から降りねば。
いつの間にか雲が厚くなってきてしまいました。残念ですが撤収は正解。人間欲深いもので、こうなると「俯瞰で国鉄急行色撮りたかったなあ…」となるんですね。( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
今川駅に戻りますがお目当の列車まで少々時間がありますので駅構内をふらふら。
と、ここで上りの新潟行きが到着。
見送りの場所で構えていると…
国鉄急行色!
そうまさに朝の村上から乗った車両が酒田から帰ってきたのです。
むー、残念。俯瞰で撮りたかった…(´Д`) =3 ハゥー
そして私の乗る列車は…下り酒田行き。
撮影の全行程を終えた私ですが、今回は1泊の旅。ここからは撮影もないただの旅なのでちゃっちゃとやっちゃいましょう。
酒田行きを余目で下車。ε=ε=ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダダッ!!
陸羽東線に乗り換えます。ε=ε=ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダダッ!!
そして新庄でまた乗り換え。ε=ε=ε=ε=ε=┏(゚ロ゚;)┛ダダダッ!!
今晩の投宿の地、山形へ到着です。
予定よりも1時間以上到着したため、ゆっくりと今日の反省会。
山形牛のステーキ!は高いので牛スジ煮込み…しかしうまいぞお!
山形と言えば芋煮。なるほど、初体験なのにどこか懐かしい。
お邪魔したお店は味も最高、ボリュームも満点とあって人気のお店でしたが納得。予約もせずに入れたのがラッキーなのかな?
そして迎えた朝。
始発電車の時間を勘違いするミステイクも無事出発。
仙山線で一路仙台へ。
仙台でのお目当は…これでした。
リゾートみのり!w( ̄o ̄)w オオー!
仙台から東北本線、陸羽西線を経由して風光明媚な鳴子温泉峡を通り新庄に至るリゾート列車です。この列車を思い出したのは出発の4日前。運よく空席にありつけ窓側を確保。
そして鳴子といえばこけし。
と出発前いいそいそとやっていますと…
「ごとっ!」
座席面においてあった何かが落ちました。(゚∇゚ ;)エッ!?
そう、またカメラ…∑(゚∇゚|||)はぁうっ!
とっさに以前の高崎駅での出来事を思い出した私は液晶面を確認します、が問題なし。
ところが何かおかしい…よく見るとカメラ本体とレンズの間に隙間が…。
調べてみるとレンズのマウントリングがプラスチックでできており、その部分が欠けてしまった模様…
だあーーーーっ!またやっちまったい!
まったく不注意にもほどがあります。(。´Д⊂) ウワァァァン!!
仕方ありません、ここからは思い出も記録程度にスマホで。
そんなおバカな私の朝食はまあ豪華。
駅弁はもちろん牛タン弁当、そしてリゾート列車なんだからと朝から1本つけちゃいます。(1本どころじゃないみたいね、写真見ると…)ちなみに仙台駅構内で売られていた一ノ蔵、ありがたいことにプラスチックのお猪口付き。他にも幾つか銘柄が揃っていましたので呑み鉄にはもってこいですね。おつまみには最近人気の白謙揚げ、のミニバージョン。
もっちりぷりっぷりの食感にはまっていまして、個人的には阿部の笹かまの「菜ころん」と共に東北での呑み鉄に欠かせない1品。
食事を頂きながら各座席にあるガイドを拝見。
鳴子温泉の紅葉はもう終わっちゃってるよなあ…。((((´~`)モグモグ
その鳴子温泉では約30分の停車。
ご当地キャラのなる子ちゃんがお出迎えしてくれたのでアテンドのお姉さまと1枚(許可を頂き撮影・掲載)
駅前には無料の足湯があり、一休みする姿も。
振り向けばなる子ちゃん、街中を歩いて行った…
この直前まで誰もいないところになる子ちゃんがいて、その姿はちょっとシュール。
そして再び出発。
鳴子温泉の駅を出てトンネルを抜けると、本当に一瞬です、鳴子温泉峡。
残念ながら紅葉の時期はとうに過ぎていましたがその峡谷の立体感や美しさに車内からも歓声が上がりました。(* ̄O)◇ゞ ゴクゴク
ところでリゾートみのりのお向かいにはこれまた変わったお客様がいるようで…
とれいゆつばさ!
こちらは山形新幹線のリゾート列車で車内で足湯が楽しめるのが売り(足湯はパッケージ商品利用の場合だそうです)
今回はこちらではなく普通のつばさで帰ります。
いつかはこちらもね…。
笹川流れの撮影を目的に出発した今回の旅。
終わってみれば村上の街歩き、リゾート列車の旅、そして美味い酒と肴。やっぱり楽しいわあ、と実感させられたものです。
後日…
欠けてしまったマウントを修理。
運よく同じパーツが手に入りましたが、よく見れば3つある爪のうち2つが欠けてます。ひとつは今回のものですがもうひとつは…どうやら過去にやってしまっていたようです。
思い起こせばたまにレンズと本体の接触が悪く、シャッターが切れないことも…これだったのかなあ…で、やっぱりあの高崎駅、かなあ…反省…。
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