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2017年5月26日金曜日

Focus Diary 025 初夏の踊り子

Focus Diary 025 初夏の踊り子
平成29年5月19日 東海道本線 根府川〜真鶴

特急踊り子、といえば東京と伊豆方面を結ぶまさに「元祖」リゾート列車。そんな踊り子に使用されるのは国鉄末期に製造された185系。
時はバブル期。真新しい装いで登場した185系は当時の見る人の度肝を抜く、斜めに入ったストライプが印象的な車両でした。

あれから30年。

未だ色褪せない、いやむしろ現代風景にもマッチしているこの車両の踊り子からの撤退が発表されました。撤退、というだけで廃止、ではありませんのでこれからも臨時列車などの波動用として活躍が期待されます。…と言うことは現在波動用として使われている「あの」車両の行く末が心配されますが…

5月のこの日、予想以上の天気に目的地を変更。かねてより一度は訪れてみたかった名所・白糸川橋梁を訪問、踊り子の撮影に勤しんだ次第です。

が、この写真は決してベストな光線状態ではありません。本当ならばもう一本後の踊り子をターゲットにしておりましたが予想を上回る高温に相模湾はすっかり霞んでしまい…

海をカットしたこんな構図に。
ま、こちらはこちらで橋梁のアンダートラスもよく見え、何よりヘッドマークもわかりやすいので良かったのですが…。

最近は懐事情もあり近場の撮り&乗り鉄が続いておりますが、そろそろ遠くへ行きたくなってきましたなあ…。


2015年1月28日水曜日

富士探『望』 ~薩埵峠俯瞰で東海道貨物を~その1

今日は岳南電車からもよく見えたか

昨年9月、当時手元にあったラスト1枚の青春18きっぷをある目的の為に使いました。

東海道本線 由比〜興津にある薩埵峠から俯瞰で東海道貨物を撮りたい。

薩埵峠…古くは東海道五十三次にも描かれた雄大な富士と駿河湾。
この平成の世において尚、当時の姿を最も色濃く残すと言われる名所です。

昨年来、様々なテーマで富士の写真を絡めた撮影に強い憧れを抱きつつも、なかなか結果を残せないジレンマ。(ノд`@)アイター

前回の小淵沢遠征も本当はこの薩埵峠を目指そうと考えていました。しかし富士撮影により良い条件が得られそうだった山梨側を選択。結果的にはイマイチなものだったかもしれませんが…。

そして今回、仕事の休みを利用し撮影行きを計画。しかし一週前の天気予報では曇りor雨予報…よほど私の雨男オーラが強いのでしょうか。しかしだからと言ってホイホイ休みをずらすわけにもいきません。
幸いにも当日は土曜日。貨物鉄の私はあえて列車が減る可能性がある土曜日に撮影に行く事は多くありません。ならばたまには…真岡鐵道のSL、さらにはこの日、中央本線で予定されてる115系山スカ色のさよなら運転…土休日だけあって色々なイベントが予定されています。
しかし前者は一往復のみ、撮影できても2箇所位、後者は各所で混雑が予想される上、何しろ先月行ったばかり…どこか乗り気がしません。ε=(・д・`*)ハァ…

そうこうしているうちに目まぐるしく変わる天気予報。いつの間にか晴れ予報が灯っているじゃないですか!ノ゚∀゚)ノオォッ!

ならば、と慌てて予定変更。薩埵峠リベンジ、そして満足の行く富士山撮影に期待を込めて出発!
…ということで鮮度落ちの撮影記です。(>ω・)ノ

1月17日。
休日特有の賑やかさを醸す東京駅、日の出前の6:30。私の乗る各駅列車は淡々と大動脈を西へと向かいます。徐々に日が昇り始め見えてきた相模湾は…
快晴!
雲ひとつないお天気じゃないですか!これには期待が高まります。

しかしこの時点で山側(富士山側)はと言うと…どーん曇り(_ _|||)
ん〜富士の姿は微塵も見えず。これは悪夢の再来か日頃の行いか…などと考えても後の祭り。とにかく好転を信じて西へ進みます。

熱海で乗り換え。

ここからは東海車がエスコート。と、その時、ふいに後ろで気配が。

振り返ると何やら国鉄特急色が…Σ(・oノ)ノ

これ、185系の「復刻あまぎ色」なんですね。かつて157系という名車に施されていた塗装を(無理やり)復元させたものです。無理やり、と書きましたがこうやってみるとよく出来てますね。随分前からあるのは知っていましたが実車を見るのは初めてです。この後は「踊り子号」の運用にでも入るのでしょうか。今日のところは縁がないということで見送ります。

車窓を眺め三島駅が近づく頃…


その雄大な姿を現しました。

快晴やぁーっ!ワーイ♪\(^ω^\)( /^ω^)/ワーイ♪
うすーい雲がかかっていますが、これくらいなら私にとって十分なお年玉。ありがたい事です。これは薩埵峠にも期待が膨らみます。(o*゚ー゚)oワクワク

そして薩埵峠の東京側、由比駅…を通過。今回はせっかくの遠征ですのでもう1箇所くらいは撮影しながらでないともったいないとして西側の興津で降り、江戸時代の旅人よろしく徒歩で薩埵峠を越える計画です。

車内前方から薩埵峠を望む。
これを登るのかあ…

薩埵峠を抜けるトンネル手前。
昨年の大雨による土砂崩れの爪痕が残ります。


そして峠を越え


興津に到着。
ここから薩埵峠を目指して歩いていきます。

その道中に流れる興津川。
薩埵峠を目指す方が多数過ぎていきます。

しかし私はここで一旦休止。というのも薩埵峠は午前中が半逆光になってしまうと考え、午前中の上り列車ならこの川を渡る興津川橋梁で撮るのがベターではないかと思案。しばらくここでカメラを持ちますが…風が強くて寒いの何の…
 傾いた…
こちらは下り列車。きれいに陽が当たってます…ん、ということは…
こちらが上り列車。ああ…やっぱり…こちら側だと面に陽が当たらない…(´Д`;)ハァ…
しかも自分の立っている位置が低いため、手前のガーダーがやはり邪魔になってしまいます。
しかし線路の反対側はど逆光…ということで…
 床下がシルエットになるように遊んでみました

重厚な機関車は床下が、というか台車の繊細さが見て取れるでしょうか…

甲府から静岡をめざす特急ふじかわ。使用されている車両は373系というもの。この車両はかつて165系で運転された「大垣夜行」と呼ばれる東京~大垣の普通列車の後継「ムーンライトながら」に使用されたものです。学生時代の私は大垣夜行もムーンライトながらも常宿、といっても過言ではありませんでした。大垣夜行のカッチカチのシートに体力と寝る時間を奪われた私はムーンライトながらの柔らかいシートに感動、しかしあまりの違和感にさらに眠れなかったのはここだけの話。。。

この時点で気がつけば11時過ぎ。目的の列車は15時過ぎ以降に集中していますが、まだ見ぬ地・薩埵峠。なにがあるかわからないので早々に目指します。
 山登りを82分…

 実はここに来るまでに結構疲れている私。運動不足実感。
 ハアハア…(;´ρ`) グッタリ
ゼエゼエ…_| ̄|○i||||||iモウダメ

あ~、最近ランニングサボってるしなあ、ここまで寝ずに来たのはまちがいだったなあ、あの時、座れる席があったから座っとけばよかった…とか考えながら山道を登っていくと…
 駿河湾!


 これはすごい!感動モノです!♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
写真じゃあ伝わらない迫力。
しかししかし、これがまだゴールじゃないんです。
このもう少し先に展望台があります。


 このみかんの木の下の柵みたいなものはみかん運搬用のトロッコみたいなものだそうです。
モノレール…

そして…

ご覧下さい。
平成の世の東海道五十三次 薩埵峠の姿を。


どうよ、この存在感!゜*。(*´Д`)。*°カンドウシタッ!
いやー、登ってきた甲斐があったわ~

しかしこの時点でまだ13時前…。意外と早く着いたな…。
とりあえずしばらくは富士山を堪能。

そして
 富士山バックの俯瞰で211系

引いて駿河湾も一緒に。かっちょええわあ…

しかし富士山頂の雲、なかなか引きません。
なくなるどころか増えていく一方。

朝から何も食べておらず空腹、そして何より折からの強風もあって寒い。

周りを見渡しても風除けになる場所もなく売店も無い…。( _ _ )..........サムイ

ちょっとこれは一度下山してまた来たほうがいいかも。時間的にはあと3~4時間後がメインとなる予定。

ということで貨物列車は1本も撮らずに下山。

ところが下山中にみるみると分厚い雲が富士山を埋め尽くしていきます。これでは話になりません。この日の貨物列車撮影を諦めて…とりあえず昼食を求めて由比側に下山。

ちなみにこれがみかん運搬用のトロッコ。モノカーっていうのかな??



かつての宿場町 由比。趣のある建造物が多く残されています。

そして由比駅前に着くと…
 そう、由比は桜海老の名産地なんですね。
じつは最初からこれが目当てだったり…

駅前にある小さな食堂にて「桜海老定食」を注文。
 釜揚げで一杯やっていると…
定番のかき揚げに釜揚げと佃煮…まさに海老づくしで美味い!ヾ(*ΦωΦ)ノ ウマウマイェイッ!

ちなみにこの時点で黒い雲に覆われた富士山を見にもう一度峠に上ろうなんて考えは無くしっかり堪能。

明るい時間ですが早々に帰路へと着くのでした。

さて、タイトルにその1、とありますが、この続きがあるかどうかはわかりません。
それでもまた来てみたい街であり、上ってみたい峠、見てみたい景色です。
なにより肝心の貨物列車があああ…。
その2はまたそんな日が来るまでおあずけ。

2014年9月11日木曜日

富士宮散歩 ~曇天の富士に薩埵峠を諦めて~

青春18きっぷ 最後の1枚で目指すは富士を望む薩埵峠
…と、思うちょりましたが『富士根』…富士の根本、といえる場所ですら富士が拝めず…
今回は撮影ネタではございません、悪しからず。
((人´Д`;ゴメンネ

そんなわけで青春18きっぷ、最後の1枚を使い目指すは静岡県は由比と興津の間にある薩埵峠。ここから雄大の富士をバックに東海道五十三次よろしく貨物列車を撮影しよう!
と自宅を早朝に飛び出し…
今回は久しぶりに209系でのスタート。何気に千葉方面への始発は久しぶりです、はい。
日曜日の始発ということでこの先も混雑はなさそう…久しぶりにボックス席に腰を下ろすと…
簡易型のテーブルがついてたんですね。なんか昔ながらのスタイルで裏側には栓抜きでもついていそうな…ちょっと懐かしい形です。
゜+。:..:。+゜ (o´∀`o)ナツカシー゜+。:..:。+゜

さて順調に列車を乗り継ぎ東京駅へ着くとお弁当屋さんにはすごい人だかり。
皆さん、これからお出かけなんですねえ(私もですけど)
貨物列車狙いの平日旅行者はいつも出社途中の皆様の間をすり抜けて出かけていましたが、久しぶりの日曜日の東京駅。ちょっといつもと違う光景を見せてくれました。あの、大垣夜行に並んでいた時代のような…

たくさんの行楽客を乗せた東海道本線に私も乗車。いざ薩埵峠、ということでしたが行けども行けども見えるのは分厚い雲…
『富士』という名のつく駅名をちらほら見かけても、その姿はなお見えず。
(ー○ー)=3 ハァ
 岳南電車 吉原からも見えるのは黒い雲…
ρ(・ω・、)イジイジ

意を決して降り立ったのは…
由比駅の結構手前 富士駅。
ここでリタイアです。さすがにいつ大雨になるかわからない峠に、間違いなく見えないであろう富士山を見に行く気力はございませんでした。

じゃあ、富士で降りてどうするのよ…と
東海道本線の隣にたたずむ2両編成の電車。実は春先に訪れた甲府でも見かけた身延線でございます。では今回は身延線に乗り甲府まで…

いやいや、それも考えましたけどね。
いくつか困ったこともありまして。
ひとつは携帯電話の携帯用電池は持ってきたのですがケーブルを忘れまして、電池がスッカスカだったのです。とりあえずケーブルが欲しい!
もうひとつ。
大変に腹を空かしておりました。
実は東京駅でお弁当屋さんには立ち寄ったのですが買っていなかったのですね。
というのも、こうなることを見越して…と言いますか。

そんなわけで身延線に乗り降り立ったのは
富士宮駅。
勘のいい方ならすぐにピンと来ましょう。Σ(゚∀゚*)

ちなみに丁度富士宮駅では
レールの積み下ろし作業真っ最中。
かつて工臨の天国と言われた(?)東海エリアの工臨もキヤになってしまったのは残念。

朝9時。
ひとまず近くの大型ショッピングセンターで充電ケーブルを購入し一安心。

ついでにこげなモノを発見。富士山デザインのカラーコーン。
売り物です。
欲しい。。。

そして次なる目標・朝飯を求めて街を歩きます。
 街中に川が流れる姿って本当に素敵…
 この大鳥居の後ろに富士山が(いるはず)

見えてきました(。゚ω゚) ハッ
 富士宮といえば…
 富士宮焼きそば。付け合せに黒はんぺんでおなじみ、静岡おでん。
この朝食になる予感もあり、東京駅での弁当購入を見送っていたんですね。

富士宮焼きそばはB級グルメの主役といってもいい存在。
腰の強い麺に酸味を利かせたソースと肉カスを入れ旨みをアップさせているのが特徴。
ビールに良くあいます!!
σ(´~`*)ムシャムシャ(*´▽`)◇ゞ (*´▽`*)=3ハア♪

静岡おでんは黒はんぺんや牛スジなどの具にたっぷりの鰹節と青海苔をかけるのが特徴。

いずれもお店によってスタイルは変わるそうですが、それにしても何とも贅沢な朝食…

空の間に間に時折青空がのぞけますが富士山までは期待できそうもありません。

富士宮でB級グルメを堪能、小雨が降る中、街中を散策し富士宮駅へ戻り、ならばいっそ甲府まで行き、あの『鳥モツ煮』も!と思いましたが甲府行が来るまであと2時間…ちょっと今日のテンションでは無理…ということで引き返し、自宅方面に。

ちょっと贅沢な切符の使い方でしたがこれもまた青春18きっぷならでは。

またいつか使いたい切符です。

富士宮駅ホーム上で見かけた洗面台。ちょっと前まで、長距離列車が日本中を走っていた時代には当たり前のように見たものです。最近はめっきり見なくなりましたねえ。