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2016年5月6日金曜日

Focus Diary 018 青赤離合

離合

平成28年4月13日 瀬野〜八本松

本当に偶然に撮れた1枚なんです。
この撮影地には、あの近道を見つけなければ間に合いませんでした。
逆光ですが、晴天ということではなく薄い雲が広がっており、「お、反対も狙えるかな?」程度で振り返った時、でした。
内心、そろそろ赤い機関車の回送が来ることは期待していたのですが、まさかまさか。

在来線の特急や車両はリリースなどもあり、多くは華々しく退役していきます。
しかし機関車、それも貨物の機関車はほとんどありえません。
改正当日に「運用がなくなった!」なんてのが当たり前です。

残り2運用となった広島のEF67。
セノハチは最後に素敵なお土産をくれました。

7:40
単577 広67ヨA1
5074レ 吹210ヨA173

2016年5月2日月曜日

春休み Day3 〜待ち焦がれたセノハチ撮影記〜

広島の赤 宮島の赤
前回の続きです。
例年にはない春休みを取得した私は新幹線で一路岡山へ。そこからは高梁川沿いに伯備線を北上、新見からは芸備線、木次線を乗り継ぎ山陰本線へ。二日目にはその山陰本線江津から中国地方最大の秘境路線 三江線から芸備線へ乗り継ぎ広島の地へ到達しました。

今旅、最大の、そして昨年来の目的はこの三日目にあります。

今回宿泊したのは西条。

長距離の片道乗車券は昨日で消化してしまったのでこの日はちまちまと乗車券を買って移動することになります。と言っても大きな移動はない予定ですが…。

さて何故にこんな早い時間に西条駅なのか…と言っているそばから目の前を貨物列車が通過…いや、止まるようです。
そして最後尾に目をやると…(゚0゚)ハッ
 EF67!!
そう、この赤い機関車こそ今旅最大の目的のEF67です。この機関車は全国で使われているわけではなくあくまで限定的、広島貨物ターミナルからこの西条までに限られています。というのも広島から東京方面へと向かう場合、この西条の隣にある八本松駅とそのさらに隣の瀬野駅の間には急勾配が続いており、長蛇の貨物列車は牽引する機関車の能力だけでは峠を越えきれないのです。そこでこのEF67が後方から押して峠を登っていくようになっているのです。
現在は廃止されてしまった信越本線の横川〜軽井沢も同様でしたね。
活躍する場所が限定的なため、通常の直流機であれば青色に塗装しなければならないところ、このEF67にはご当地色が許されており赤(朱)色に塗装されています。宮島の鳥居?紅葉?それともカープ?σ(゚・゚*)ンート・・・
ちなみに現在活躍するEF67は100番代、先代の0番台からこの塗装でした。記憶が曖昧ですが、その前に活躍していたEF61 200(?)は一般的な青色でしたね。

切り離し作業を終え、貨物列車は改めて東京方面へ。EF67は一休みした後、峠を下りまた広島貨物ターミナルへと向かいます。

実は昨年、広島行きが中止になった際、来年改めて広島に行くべきか、それとも別の場所を選ぶのかと考えたことがありました(-ω-;)ウーンしかしある事実が広島行きを決めてくれました。それはこのEF67の後継機、EF210 300が絶賛増殖中とのこと( ̄。 ̄)ホーーォまた新年度も新製する計画が発表され、このままではEF67の運用が危ないのではないかと危惧。そしてダイヤ改正と同時にリリースされた貨物の運用ではこのEF67の運用がわずか2運用、撮影が可能な時間の運転は早朝だけでわずか3本に限定されてしまいました∑( ̄[] ̄;)!ホエー!!これは1本たりとも無駄にはできません。そこでこの早朝から瀬野〜八本松の峠、通称セノハチへと向かうことになりました。
なので先程の西条駅での貨物列車も偶然な訳はなく、到着時刻を予想し、待ち構えていました。これによって今日の撮影時刻の予想に大きな狂いはなさそうなこと、そして少なくとも1運用にはEF67が入っていることが確認できました(たまーに代走で先程のEF210 300が入ったりしちゃうみたいですね…)

まだ夜も明けきらない八本松駅から撮影地を目指します。予定では徒歩35分。そうすると到着後15分位で最初のEF67が通過するはずです。道に迷ったり、のんびり周りを見ながら歩いている場合ではありません。いつも以上に急ぎ足で進みます。
そして視界の開けた撮影地に着いたその時…
5:49 1086レ 後補機 吹210 ヨA173(参考になるかもしれませんのでできるだけ時刻と列車番号を記載しておきます)
朝日を浴びながら峠を登っていきます。
咄嗟の事だったので傾いていたり構図も中途半端だったりなんですが、これはこれでいいのかなとあえてそのままの状態で掲載しています。
これが先程から出ている後継機のEF210 300番代。いわゆる桃太郎と変わりないのですが、側面に追加された金色の帯が目印でしょうか?(まるでブルトレ牽引機ですが…)

光線状態も心配したほど逆光にならなそうです。
まずは桃太郎(押太郎なんて呼び方も…)ですが1枚撮れてホッ。こういう時、本命じゃなくてもひとつ記録できただけでなんとなくほっとしちゃいますね。

5:55 7059レ 岡210 ヨA30
峠を駆け下りていく様もまた迫力があります。この場合、もっとアップにしても良かったのかな?

そしていよいよ今旅の大本命…

6:13 1062レ 後補機 広67A2
昨年来の夢、叶いましたーーーっ!ワーイ♪♪\(^ω^\)( /^ω^)/♪♪ワーイ 
まさにこの場所でこの被写体を撮りたいと思っていた昨年9月の悔しさをようやく払拭できました(*´ο`*)=3 はふぅん

さてこの道路橋からはもう1回、EF67を撮影します。同じアングルでは面白くないのでウロウロ…してる間に⁉︎

カープ電車来ちゃったわ!Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
まったく予期せぬ珍客、カープ電車。昨日は偶然にも乗る事ができて今日は撮る事ができて。なんという運の良さ(よく見るとSSが追いついてなくて流れちゃってるけど雰囲気で伝わるからOK?(*`д´)b OK!

6:28 2080レ 後補機 吹210A176
セノハチ越えの主役は後補機のみにあらず。大量の電力を使用するこの区間だからこその存在です。八本松変電所とともに。
それにしてもこの角度の方が長大な編成が活かせているようです。

なんかスッキリしていて気持ちわるいなあ、と思っていたのですが色のせいじゃなくて屋根上のベンチレーターが全部撤去されているんですね。違和感…。

6:40 単573 広67A2
仕事を終え山を下ります。

そして…

6:43 1050レ 後補機 広67ヨA1
先程西条駅で見かけた105号機は全検から出場したばかりの綺麗な姿。横面からなのでなおさらその綺麗さが伝わります。峠に映える紅葉の如く。ヤッター! (  ̄▽)爻(▽ ̄ ) ヤッター!

さてこの後のEF67通過予定は1時間20分後。これが最後になります。同じところでずっと撮り続けていても面白くありませんし、ここでポイント移動を予定していましたが、次のポイントまで今度は徒歩30分。ん〜、きついけど仕方ないな…と歩き始めると何やら気になる細道。

「まさか、ね」と思いつつ歩みを進めてみると…なんとたったの5分でポイント近くの別の撮影地についてしまいました。これはラッキー!、( ̄▽ ̄)V いえーい!
しばらくEF67も姿を見せませんし、もし可能ならこの位置で上り列車の先頭部を撮りたいと考えていたところ。そのままスタンバイします。

6:53 1054レ 吹210ヨA174
そしてすぐにやってきた貨物はやはり桃太郎…本当に多くなりました。
さて、この位置はトンネルからの飛び出しを縦位置で狙おうというポイント。列車通過表示はありますがカーブの曲がり端ということもあり急に飛び出してくるような印象でちょっと焦ってしまうことも…。

こちらは峠を下っていく押太郎さん。

真っ黄色(末期色)に押されてしまっていますがカフェオレ色も健在のようです。

ここでふと後ろを見れば真っ赤な115系。先程のカープ電車が帰ってきたようです。しかしこの場所では編成の後ろ側しか撮れず、先程見た限り、岡山方には真っ黄色が付いていたはず。これではだめかな、と期待もせずに構えていたら…

切り離されてカープ電車ご対面!
いやいやまたもや後撃ちとは言えついてますよ!なかなか狙わずに2度も撮影機会は巡ってこないでしょうし。

7:24 5070レ 吹66A35
本当にいきなり飛び出してくる感じですからピントも露出もおっかなびっくり。ここでEF66でも0番台が来てくれたら申し分なかったのですがさすがにそこまでのツキはなく。

7:40 単577 広67ヨA1(トリミング済み)
67の単機回送も撮れました〜
本当はもう少し構図で撮りたかったのですが直前に色々あってすっかり慌てちゃいましたがなんとか撮れました。100番代の現在は見ることができませんがかつての0番代はこちら側に小さなデッキがついていました。普段あまり見かけられない側、ですね。

さて、これが通過するとあと20分ほどで最後のEF67貨物がやってきます。急いで本命のポイントへと移動します。それでも5分かからずに到着。

この踏切の付近がポイント。
振り向けば…

八本松変電所。
そう、先程までいたポイントは上の国道沿いの歩道です。直線距離おそらく200mもないです。ここでは勾配標と絡めた撮影をする予定です。

ただ実際にはここが最急勾配というわけではなく、撮りやすい位置に勾配標があっただけ、というのが本当でしょう。しかしかつてより有名であったこの撮影地もフェンスが張られ、以前のようなカットは撮影できません。そこで窮屈にも縦位置ながらトライすることに。

押太郎さんが単機で帰ってきました。
単機ですので前面だけ切り抜いて、勾配標にピントを当ててみました。これはこれでいいかも…。

上り勾配ならこんな感じか…。
広島地区新製の通称Red wingです。
しかし昨日までと打って変わって練習電がどんどん来てくれるので楽しい…。

そしていよいよ今旅最後の本番。

8:04 1052レ 広67A2
大きな唸り声をあげながら最後の峠道を越えて行きました( ̄ー ̄)ノ~~マタネー

早い時間ではありますが、これにて昨年来の目標であった広島行きの目的は全て達成です。Σ(・ω・ノ)ノ!早っ!

さてまた八本松駅まで帰りますが、今の1052レの返しである回送もどこかで撮れないものか…きょろきょろしながら着いたのは結局八本松駅先。

8:56 単585 広67A2
だーーーーっ!止まらなかった!!!”(*>ω<)o"クーーッ
最近あまり練習してなかったのに調子に乗りすぎたようです…。

橋上駅舎の八本松をあとにして向かうのは…

自宅のある千葉県…東へ…岩国行き…⁉︎え…





日本三景 安芸の宮島
珍しく(?)観光でしょうか…いえいえ、まさか。(。 ̄x ̄。) ブーッ!
実はこの広島行きに際してどうしても行ってみたい場所がありまして、帰りの時間までに余裕をとった次第です。
そのどうしても行ってみたい場所が…こちら。


瀬戸内名物のあなごめし。
今回の旅行では何としても食べたい一品でした。今回訪れたのはミシュランガイドでも星を獲得したというふじたやさん。
さてその感想は…もちろんうましっ!(゚д゚)メチャウマー
でもね、蒸した後に焼き上げる鰻に慣れた関東人(そもそも鰻と穴子は別物ですけど)はふんわり食感よりもきりっと食感の関西風に戸惑いを隠せません。
お酒のあてには穴子の南蛮漬け。これはなんとも贅沢な一品。

そしてそして広島といえばやっぱり…
焼き牡蠣!ε= o(´~`;)o タベスギー
食べたあとの殻は奥に見切れている鹿がかっさらってしまいました…。

ちなみにこの水曜日、私の大本命だったあなごめしのうえのさんは弁当のみの販売。
弁当でも食べたほうがよかったのかな?

さて最後はすっかり飯テロと化した撮影記、なんとか天気も持ち昨年の悪夢は完全に払拭できたのでしょうか。

そして何が不安て、家内に年に1度だけ許されている旅が今年早々に終わらせてしまい、来年まで空虚な時を過ごすのか…否!近場でも、日帰りでもまだまだ魅力あるところはあるはずです。


2016年4月27日水曜日

春休み Day2 〜三江線乗車&撮影記〜

中国地方ローカル線巡り第三弾⁉︎

前回の続きです。

 木次線宍道駅を降りて乗り換えたのはスーパーまつかぜ。この夜、江津で下車して一泊しました。
江津…と聞いて同趣味の方ならすぐに答えがわかるでしょうσ(゚・゚*)ンート・・・
そうです。2日目の目的、そして昨年の旅にはなかった最大のオプションこそ江津から三次へ向かうこちらも超閑散ローカル線、三江線にあったからです(゚ー゚;Aアセアセ
まだ完全に日の上りきらない朝の江津駅。


三江線ホームへ誘う跨線橋の壁にはたくさんの三江線の写真が…。

三江線はその乗客の少なさから頻繁に廃止論が起こる路線です。一度は全線通して乗ってみたい、そう思っていた私は今回の往路が飛行機ではなく新幹線になった事で間に合う事がわかりました。これは千載一遇のチャンス…これを逃したら次はないかもしれない…と迷う事なく今回のプランに組み込みました。
今回は沿線の景色とともに乗客の様子を交えて記録しておきます。


この初発の三江線は始発の江津からは私を含めて3名の乗客です。
お二人とも地元の方のように見受けられました。

三江線は中国山地を流れる大河 江の川に沿って山間部を走る路線です。それ故に過去にはいくども豪雨による被害を受け不通となる被害が発生してきました。その度に周辺道路網の未整備を理由に廃止とはならず復活してきた経緯があります。

 天気予報は下り坂ですが今のところはもってくれそうです。y(^ー^)yピース!


川戸では高校生と思しき学生さんが2名乗車。
川戸は駅前に江津市の分庁舎がある、市内でも「おそらく」かつての行政区域では中心的役割を果たしていたエリアかもしれません。

田津からは3名乗車
石見川越で学生さんが1名。
さすがにローカル線とは言え学生さんにとっては貴重な足。
がしかし、この時点でまだ7時にもなってない。学校がどこにあるかわからないが、通学の時間帯としてはちと早い。本数の少ないローカル線ゆえのことなんでしょうねえ。


前日に乗車した芸備線の超閑散区間、木次線では線路の保守経費削減の為、制限速度25km/hとしている箇所が多く見られたが、三江線の場合は幾分スムーズ、かな?それでもディーゼルカーのエンジンが高鳴る時間はごくわずかであり、あとは江の川沿いをのんびりと走るのである。そしてこちらの制限速度は30km/hと微々たる違いではあるのですけど…

鹿賀で1名乗車
因原で1名乗って3名下車。
駅周辺にはここまでに見たことのない山間の住宅地が広がっていて、それだけでも賑やかに感じます。

車窓から見える民家の瓦が赤いものが多い。石見原産の石州瓦と言うらしい。(σo ̄)ホォホォ
ほどなく列車は石見川本に到着。

この辺りで唯一交換のできる駅で三江線北部の中心駅と言える石見川本。ここで6名が下車。学生さんも下車。


車内には私と同じく江津から乗られた初老の男性が残されるのみとなった。この方はどちらまで行かれるのだろう…。

しばらく走り竹で中学生、かな?1名乗車。
乙原でも同じ学校の学生だろうか2名乗車。
石見簗瀬でも1名。
今度は中学生の通学時間帯になるのでしょうね、というかこの先にある中学校に通う限られた列車ということでしょうか。


この石見簗瀬は幾分大きな駅だと思ったが、それもそのはず。三江線開業後の一時は終着駅だった時代もあったようです。その名残から交換可能な駅でしたが既に撤去されています。
ほどなく右手に明塚水力発電所の大きな姿が。

続く粕淵で中学生4名が下車すると車内にはまたしても私と初老の男性だけが残される、、、この方、多分私と同じ趣味人、かな?


かつての三江北線の終着、浜原で2名乗車。ここでこの日2回目の列車交換。

この辺りはダム湖を迂回するべくしばらく江の川からは離れて線路が敷かれてます。また路盤が安定しているのか速度も70km/hまで上げて、これまでにないくらい軽快に走ります。
潮駅で1名乗車。この辺りから再び江の川と並走します。

石見都賀駅で5名乗車。しかも驚いたことに2名は外国の方!




三江線名物 天空の駅 宇津井では潮から乗られた方が下車。多分同じ趣味の方なんでしょうねえ。私も途中下車したい欲を抑えて南下します。

口羽を過ぎるとまた速度を落とします。ここからはかつて三江南線として営業していたエリア、線路の規格が変わります。

作木口から1名乗車。

そして香淀。
実はこの香淀、または次の式敷で途中下車を予定していました。せっかくの三江線、乗るだけではもったいない。できるなら江の川沿いを走る姿を撮影したい!しかしここらで降りてしまうと次の三次行きは15時台。なんと7時間後⁉︎この日の宿泊予定地には入れますが、この後の行動が限られてしまい、なんとももったいない…そこで泣く泣く諦めた次第です。ちなみにこの香淀駅から広島県に入るようです。

そして式敷では3名乗車。


しかしこれだけ綺麗な景色ならやはり降りてしまえばよかったかな、と少し後悔…チッ(・д・)
続く信木で2名乗車。この時点で車内には私も含めて14名。三次も近づいてきた事で、この辺りから乗られる方はだいたい三次が目的地だろうなあ、と勝手に予想します。

船佐では2名乗車。桜がまだまだ綺麗です。

そして「あの」長谷 (・д・)あん?もちろん?誰も乗らない。

この長谷もいわゆる「秘境駅」と言われており(まあ、三江線に属する駅には多くの秘境駅が含まれておりますが)利用者も限られていることから終日学校ダイヤを組んでいます。つまり都市部である三次方面(今私が乗っている向き)は午前中の早い時間を除いて停車する列車はなく、反対に江津方面行きは15時以降に停車するのみ。その数、上下線とも各2本!という驚きの少なさ。( ̄。 ̄)ホーーォ。

さらにさらに、私が江津から乗ってきたこの始発の三江線。
長谷駅だけについて言えば「三次行きの最終列車」という扱いになります。

秘境駅の風格、半端ない…

三次行き最終便が長谷を発ちます。
列車はこの後、乗り降りなく終点の三次へ。


時間にして3時間半、100kmほどの距離ですが自転車並の速度で走る事もあり、距離以上に時間を感じます。しかも江津から三次へ直線距離にして60km!以前に比べて道路網も発達している事から廃止の声は後を絶ちません。実際、私がこの三江線に乗ろうと思ったのも昨年の秋に三江線の廃止が取り沙汰されたからに他なりません。

地元の人間ではない、廃止かもしれないからと訪れたミーハーなおっさんが言うべき事ではないのは重々承知ですが…「頑張ってほしいなあ」

さて、三次に着いて真っ先にやらなければならない事、それは江の川水系の馬洗川に急ぐ事。
というのも今、三次に到着した三江線は約30分で折り返しの下り列車になるのです。沿線の途中下車は叶わなかった私、せめてこれだけでも、と道を急ぎます。

15分ほどで到着した川岸。
三江線を待っているとまた地元の方に声をかけられました。聞けば湯泉津や大田市などの山陰地方までは車でしか行った事がないとのこと。一度は三江線に乗ってみたいけど「どれくらい時間がかかるの?」なんて逆に聞かれる始末。

ちなみに代表的な問答
私「三江線乗られたことあります?」
地「ないわよ〜、すごく時間かかるって言うじゃない」

地「江津まで1時間以上かかるんでしょう?」

私「…(そんなもんじゃねえって)」

私「江津まで3時間半くらいですよ」

地「そうでしょ!このまえも誰かが同じように言ってたわ!」
私「…(知ってんじゃん…しかも誰かって誰よ…)」

私「三次ものどかでいいですねえ」

地「ま〜、住んじゃえばね。そもそも⚪︎⚪︎が権力を…(自粛)…地上げ…(自粛)…遊郭の…(自粛)遊女が…」
いきなり熱いぞ!広島!

そんなこんな話をしているとジョイント音が響きます。慌ててカメラを構えて…



山中の江の川を渡る姿は撮れませんでしたが、市街地のガーダ橋を渡る姿を撮る事ができました!ヾ(●⌒∇⌒●)ノ わーい
これだけの閑散路線です。天気がどうとか、構図がどうとか、位置がどうしたとか言う気は毛頭ございません!(…という言い訳。。。おばちゃんと話し込みすぎて全くセッティングできなかったんですもの…)

さてこの時点で10時過ぎ。
この時まで自分の中ではあるプランがありました。それは芸備線に乗ってもう一度、備後落合を訪れること。そうすればこの後乗車予定の三次〜広島、昨日乗車した備中神代〜備後落合とあわせて芸備線完乗となるわけです。
しかし…
今回は断念。ε=( ̄。 ̄;)フゥ
あまり詰め込んで余裕をなくしても楽しくなくなってしまいますし、明日も早朝から動く予定。今日は早めに投宿し、美味いものを食べて早めに休む、そうと決まれば広島方面の芸備線に。レッツ━━━━━━o(・∀・)○━━━━━━ゴー!!

ここからは国鉄型のキハ40がエスコート。いわゆるタラコ色で国鉄の雰囲気ムンムンですが、この塗装は決して復刻したわけではなくJR西日本で進む塗装経費削減の為の単色化のひとつに過ぎません。
とはいえ、国鉄型のタラコ。これだけでもどこかで撮りたい。

ということで降りたのは向原。ここから徒歩30分ほどの有名な俯瞰ポイントを目指します。


 里山の風景が続く今回の旅。


途中で三次行きの列車が走り去りました。ポイントに間に合いませんでしたが、私の狙いは次の狩留家行き。
そして息を切らせながら着いたのは…

これはお見事!程よい俯瞰と綺麗なカーブ。惜しむらくは今日の天気…曇っちゃったい…そんな事を考えながら待つこと数分。遠くにタラコ色のキハ40。


遠目からカーブの曲がり途中、手前の定番まで何度かシャッターを切れました。30分歩いてきて1カットだけではもったいない!単行ではない被写体も欲しい!というの気持ちは抑えてまた駅へ。

この日は撮り鉄に関してはまったりと。それでもあの閑散路線の三江線を撮れ、天気はイマイチでもタラコ色のキハ40、そして何より三江線に乗れたという個人的には大満足な1日となりましたヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!

さあ、早めに休む!…前に…

広島まで来てのお楽しみといえばやはりコレ!粉物!
ここのお店はボリューム満点!味もバランス良くて、未だ嘗てこんなうまいお好み焼きを食べたことがあったかという一品。
しかもこれでいてお安いのが嬉しい。

おまけ
 Σ(`д`ノ)ノ ヌオォ!!赤っ!
Σ(`д`ノ)ノ ヌオォ!!赤っ!!
 Σ(`д`ノ)ノ ヌオォ!!赤っ!!!

 今年もやるとは聞いていたので撮影できればと思っていたカープ電車。まさかまさかで乗ってしまいました。あれ、ついてるのかな⁉︎