2016年6月22日水曜日

国鉄色最後の旅路 〜485系ひばり・あいづ撮影記〜

ラストラン!国鉄色485系を追う!

先月は新潟へ柳都shu*kuraで呑んだくれ。大した撮影に出ることもなく過ごしておりました。なにしろ散財しましたからねえ…(;д;)=3=3=3=3

しかし6月に入り、「どうしてもこれだけは!」と意気込む列車の存在が。
それは仙台所属の485系A1A2編成(所謂国鉄特急色)の臨時列車が6/18、19の2日間にわたって運転されるというもの。
このA1A2編成は現存する485系で唯一の国鉄色でかつての姿を色濃く残しています。
私も昨年秋に磐越西線で撮影することができました。
しかし同編成が6月をもって引退、今回はその「さよなら運転」となり、いずれか1日は撮影に行きたい、という事で初日となる18日に休暇を取っての撮影行きとなりました。
ちなみにこの2日間は行程が全く異なり、初日は仙台から郡山へ「ひばり」として運転ら郡山から会津若松を「あいづ」として往復して終了。2日目は福島〜仙台〜山形と山形〜仙台を「つばさ」として最後となる予定です( ̄。 ̄)ホーーォ。いずれの列車名もかつてのファンには懐かしい名前ばかりで、どちらに参加するか悩むところでしたが撮影のチャンスが多そうな初日を選択しました!! σ゚ロ゚)σ キメッ!!正直なところ、どの列車もちゃんと撮影できた事はなく、どちらでもよかったので、あとは「質だけではなく量も」かな…(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

6/18(土)
予報通り晴れ!を期待した朝一番の自宅周辺は予期せぬ濃霧。まあ、東北地方まで、ましてや1日霧なんて事はないでしょうし…(○ `人´ ○) タノンマスー!
始発電車に乗りますが濃霧の影響で多少の遅れ。それでも上野からは予定の新幹線に乗ることができました。

実は山形新幹線もE3もつばさも初乗車。とはいっても福島で降りちゃいますけど。

今回は自由席。週末とはいえ早朝と言うことで余裕で座れるかな…加えて前述の散財の影響で節約中。
ちなみに指定席との差額は帰りのビール代になる予定です(=^~^)o∀ウィー

6時過ぎの新幹線に乗ってまず目指したのは

福島。
まずは駅至近で「ひばり」を狙います。正直「ひばり」の現役時代を知らないんですけど(小さい頃本等で見た事がある程度ですね)撮れるものは無駄にしない!(/゚▽゚)o レッツゴー♪

そもそもこの「ひばり」は郡山駅付近で撮影して磐越西線に移動する事を考えていたのですが、なかなかいい撮影ポイントを見つけられず、結局福島まで来てしまいました。
駅から徒歩20分。
すっきり晴れていて安達太良山(?)までくっきり見えています。来て良かったあ…。

撮影ポイントに着くと先客は20名弱。
決して少なくはありませんが正直それほど多いとも感じません。これだけの車両ですからね。あちらこちらで人が溢れる、いわゆる「激パ」も覚悟しましたが、とりあえずここは大丈夫。ゆったりとセッティングをして「ひばり」を待ちます。


30分に1本程度の間隔で来てくれるので飽きずに待てます。最終的には撮影地の人出も100人を超えたぐらいでしょうか。
そして遠くから聞こえるタイフォン…((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪


まずは「ひばり」を撮る事ができましたあ!∩(´∀`)∩ワァイ♪
残念ながら現役時代を目にする事はありませんでしたが、その風格はやはり別格です。もともとは郡山で降りて駅至近で撮影地を探す予定だった私、思い切って福島まで来てよかった〜(*゚.゚)(*。。)ウンウン

さて、ここであまりのんびりはできません。すぐさま撤収準備を始めて福島駅へ向かいます。……シタタタッ ヘ(*¨)ノ
この日の485系はこの後、郡山駅と会津若松駅を「あいづ」号として往復します。しかし往路と復路には微妙な違いが?c(゚.゚*)エート。。。
事前に聞いた話では往路はかつての国鉄時代を彷彿させる磐梯山の絵幕、復路は比較的最近まで使われていた赤べえの描かれた幕で走行するとの事(゚~゚)ふぅぅぅん
いずれも撮影地で綺麗に撮れた事のない私。今回は特に前者の磐梯山の絵幕はしっかり抑えておきたかったのです。しかし悩みも…。それはかねてから一度は行ってみたいと思っていた中山宿の俯瞰。ここで新緑に囲まれて走るかつての「あいづ」も撮ってみたい…。
事前に十分検討した結果、往路は適当な撮影地でヘッドマークがよくわかるように撮影、復路は「赤べえ幕」ではあるものの中山宿の俯瞰へ、と決めました(`0´)ノ オウ!これには幾つかの理由があるのですが…中山宿の俯瞰は下り列車の撮影地、つまり往路向きです。しかし往路の通過時刻では側面まで綺麗に日が回らない可能性が高いようでした。ベストは復路の時間帯…しかもこの場合、後撃ちになってしまうので少し違和感が出てしまいます。まあ、それでも「赤べえ幕」ならいいか…という感じです。でもどうせ赤べえでも撮るなら先頭がいいなあ…など自分の中でもあっち行ったりこっち行ったり…\( ̄∇\)アッチイッタリ・・・(ノ∇ ̄)ノコッチイッタリ アッチ、コッチ♪

そんなことを考えながら福島から郡山に戻り、ここからは磐越西線へ乗り換え。車内からホームまで485系を待つ人でごった返します。車内の某氏曰く「違法ではないけど適切ではない混み具合」…

さて私自身はというと磐梯熱海駅で下車。ここにいい撮影地があるのか…あるらしいのですが当然のごとく人で溢れかえってる模様。。。o(゚^ ゚)ウーンそして前述した様に今回は景色は関係なくしっかりとマークを写したい、さらに言えば次の撮影予定地、中山宿へ行く場合には磐梯熱海で降りるしかなかったのです。というのも中山宿駅は普通列車も一部は通過してしまい、磐梯熱海より先に行ってしまうと中山宿へたどり着くのは485系の復路が通過した後になってしまいます。条件的には狭められ大変厳しいのですが何はともあれ磐梯熱海で下車(@`▽´@)/ オリマツ!

駅前は整然としています。しかしのんびり見学するでもなく歩き始めます。到着するまでずっと車窓を眺めていましたが、求めているようなポイントは無し。ならばと下り方へ歩き始めます。すると駅を出て最初の踏切。立ち入りを防ぐための規制線が張られていますが…どうでしょう、よさそうです。試しに覗いてみても…

あれ、面縦で撮るにはだいぶいいんじゃないか!?w(゚o゚)w オオー!
これはついています。求めていた撮影地にわずかな時間で、しかも先客もなく到着ができました。あとはミスらない様に…できれば練習ができる列車がひとつは欲しいところですが…時刻表にはこの時間の列車はありません。ローカル線ではよくある話です。そしてしばらくすると鳴り出す踏切。ん?少し早いか?と思った次の瞬間飛び込んできたのは…



East-iD!!オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w オォォーーー!!
願っても無い「あいづ」の練習列車がやってきました。これには隣にいた大学生氏も驚いた様で二人してしばらくぽかーんとしてしまいました。ま、おかげで感覚はつかめました。そしていよいよ「あいづ」がやってきます。踏切がなると磐梯熱海駅にあの姿が見えます。…o(;-_-;)oドキドキ♪

そしてゆっくりとこちらへ向かってくるところを…


国鉄特急全盛期を彷彿させる「あいづ」が撮れましたワーイ♪ゝ(▽`*ゝ)(ノ*´▽)ノワーイ♪綺麗な景色の中ではないけれど十分すぎる存在感はやはり美しい…

最後にもうワンカットだけ、と逆光、フレームも無視して振り返ったその幕は…

なんと「赤べえ」幕⁉︎アレレレ!?(・_・;?
ん!?なんだ!!もう変わってるのか?早くないか?オイオイ・・ (;´д`)ノ
もう復路の準備がされている…と言うことは復路の時の後部のマーク(長ったらしい言い方ですけど、要は今撮った磐梯山幕側)は磐梯山マークのまま!?
なんでも隣の大学生氏によるとヘットマークの変換装置が壊れていて、手動で合わせるしかないらしく、時間短縮のために既に仙台で合わせてあるらしいので復路も同じですよとの事(ひばりは上からシールを貼ってあります)ヒソヒソ(  ̄∀(・。・;) ナニナニ?…ということは後追いの俯瞰でも磐梯山マークが撮れる…しかも最高の光線で…
赤べえマークは撮ったことがありませんでしたが、どっちが撮りたいか…比較にはなりません。迷うことなく中山宿の俯瞰を目指すことにしました。ε=ε=ヘ(;゚∇゚)ノ ゴーゴー♪

がしかしズベッ(ノ_ _)ノ前述の通りすべての列車が止まるわけではない中山宿。次の中山宿停車の列車まで時間がありますのでまずは腹ごしらえ。

前回の磐越西線来訪時は喜多方でラーメンを頂きましたが、今回はもちろん喜多方まで行く時間はなし。そこで磐梯熱海駅近くの食堂にて猪苗代名物のソースカツ丼を。ソースカツ丼と聞くとどちらかといえば長野県の駒ヶ根を思い出しますが…割と全国にあるもんですね。食事もいいけどビールも…いえいえ、これから大事な撮影がありますからね、我慢我慢。

食後もまだ時間がありますので温泉街を散策。駅前には一寸気になるものが…

無料の足湯だそうです。無料、という言葉に滅法弱い私、ここまでの疲れもありすぐさま浸かります。少し高めの温度のお湯が心地よくひとときの安らぎを頂きました。---------(*^ 0 ^A----------


線路南側には安積疎水となっている五百川が流れています。


また至近にある丸守発電所は猪苗代湖の水で大正時代以来水力発電を行ってるそうです。

温泉街にて源泉を発見。触れせてもらうと…柔らかいお湯!これはのんびり入りたかった〜。さすがにそこまでの時間は許されず。

いよいよ磐梯熱海から中山宿へ移動です!スタタタタタッ((((((((((; ̄ー ̄)ノノ

…と言ってもわずか一駅ズベッ(ノ_ _)ノ

 下車するのは初めてですがおそらく普段はこんなにお客さんはいないでしょう。
今回は初めての撮影地のため足早に目的地を目指します((((((((((((((((スタタタタタッ ヘ(* - -)ノ


通勤通学途中で襲われたいやだなあ…でも最近はこうした話も頻繁に聞きますのであまり笑えないですねえ。

途中同じように俯瞰ポイントを探している方に声をかけられます。自分も行ったことがない旨を伝えた上で同行、そして…

サミット手前の磐越西線らしい針葉樹の森に囲まれた撮影地わあい\(^▽^\)(/^▽^)/わあいっ最後の485系見送りのシチュエーションとしては最高じゃないでしょうか。何箇所か選びながらセッティングミギ(・_・ ) ( ・_・)ヒダリ アッチヽ(・_・ ) ( ・_・)/コッチ

心配された光線状態は時間とともに良くなっていきます。あとは流れ雲がないことを祈るのみ…。それより側面の光線が足りないかな…。ちょっと移動すると背後には高圧鉄塔が。妥協すべきか否か…。。。o(゚^ ゚)ウーン
そして本番。最後のタイフォンが背後から聞こえます。

最終的に場所を少しだけ移動しました。最初の位置の方が側面がはっきりしてこの時間の光線状態を選んだ甲斐があるというものですが、微妙な角度を削って、ギリギリ自分が満足出来る側面を残しつつ鉄塔を切り落としました(*`д´)b OK!

さらに見送りの一枚…(/ヘ ̄、)グスン

やったー…と素直に言えないお別れ運転…私が小さい頃、祖母宅を訪れる際に利用した白山や北越、初めて行った北海道の帰りに乗ったはつかり、ボンネット型としても親しまれ子鉄の私を魅了したしらさぎや雷鳥。シャッターを切ったあと、そんなことを考えていたのかもしれません。わかってはいるけど、いつかはなくなる当たり前の光景。なくなってしまうのは残念だけど、共に過ごせる時間があったのは幸せだったんでしょうね。
お疲れ様でした、485系!国鉄特急色!ヾ(;ω;)Byeヾ(;ω;)Bye

さあさあ、感傷的になるのはここまで。急がないと中山宿に停車する上り列車が来てしまいます。

うっすら暗くなり始めた中山宿に719系が入線します。


車窓から見えるのはスイッチバック駅時代だった中山宿駅の遺構。現在の中山宿駅から800メートルほど東にあります。いつか行ってみたいな…。

郡山駅ではお土産を物色キョロ (。・_・。 ))(( 。・_・。) キョロしつつ「呑み鉄」の準備。
通常であれば新幹線、時間があるならば東北本線で東京を目指すところですが折角郡山まで来たのですからたまには…と言うことで水郡線で水戸、そして自宅を目指します。


車内ではこの有様…。桜肉のジャーキーは重みのある味わいが魅力です!(゚д゚)メチャウマー
幾つか試飲させてもらった中で選んだお酒は三春駒の生貯蔵酒はすっきりしていて私好み。ペロンペロンになりながら3時間半の旅を楽しみました( ̄▽ ̄)=3 プハァー

残念ながら翌日の最終日の臨時運転には参加できませんでしたが、列車だけではなく磐越西線沿線の魅力にも触れられた今回、充実した撮影行となりました。

なにより晴れてくれたしね…。

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