2014年1月19日日曜日

JR貨物 北王子支線 惜別の散策

去る1/16、東京都に唯一存在する貨物専用線、北王子支線散策へと早朝より出かけました。
当日は氷点下を記録する寒さの中、しかし澄み切った青空に恵まれました。

北王子支線は田端操作場から日本製紙十條工場までを結ぶ、いわば「専用線」と言って差し支えは無いと思います。石巻方面からこちらの工場に搬入する役目を負っているのがこの北王子支線です。
しかしJRから公式のリリースはないものの、日本製紙は十條工場の閉鎖・売却を発表しており、それは同時に北王子支線の廃線を意味するものでもあります。
私は残念ながら名物である桜並木を見ることは出来なさそうですが、せめてもの思いで歩いてきました。

今回訪れた北王子支線は京浜東北線と分かれた後の短い距離の間に4箇所の踏切が設置されています。
途中の第二宮江町踏切と第一北王子踏切の間では現・日産化学工業へとつながっていた須賀貨物線跡との分岐もあります。
写真右が廃線跡に沿った道路、その左側に須賀貨物線があったと思われます。

そしてさすが日本製紙のお膝元、沿線には多くの印刷・製本業が集中しています。

分岐点ゆっくりと周りの風景を見ながら歩いてもわずか10分、日本製紙の大きな建物が見えてきます。
北王子第二踏切まで来ると…
左側の待避線では既に荷を下ろしたコキが返空の時をいまや遅しとまっています。

さて、この北王子支線の時刻ですが…残念ながら私は現在の時刻をきちんと知りません。以前入手した時刻表ですと…
入11~12…北王子8:00着~8:10発
入13~14…北王子10:15着~10:25発
入15~16…北王子14:25着~14:35発

さほど大きく変わってないようですが5分前後のずれはあるようです。

現地について約30分ほど待機、朝の日差しを切り裂いてやってきます。
…というかレールのきしむ音が半端ないです。大丈夫なんでしょうか、これ…。

さて荷役線に投入されたコキはすぐさま扉を開けて荷卸、その間にDE10は入れ替え作業を行います。手順としてはおおよそ下記の通りです。※機回し用の配線に誤りがあるようです。すいません…。
①到着


②DE10機回し

③返空

④スイッチャー機回し


⑤編成を二つに分けて返空編成の組成

…と、大雑把ですがこのような流れのようです。
ちなみにスイッチャーが動き出して編成が組成されるのは返空用のDE10到着10分ほど前。割とぎりぎりですねえ。

かつては地方の小さな駅でも見られた入換作業、またひとつ終わりを告げようとしています。


…おまけ…
さてこの撮影のあと、西浦和へ。
初めての広島更新色の大宮タイプ(?)を押さえに。
EF64-1049。正面から見たら大宮更新と見分けつきましぇん!

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