祝杯はあげられたか!?
月日が経つのは早いもので先月の家族旅行から早1ヶ月。
その旅行の早朝に抜け出してはまなすを撮影したものの心残りはやはり…
北斗星…o(´д`)oァーゥー
実際、先日の撮影記の最後にも書きましたが、この夏に消滅してしまうであろう北斗星の、それもディーゼル機関車DD51重連凸凸の北海道での撮影は悲願でもあります。
そんなある日、家族旅行でもお世話になったバニラエアのホームページにてある情報を得ます。それはバーゲンのお知らせ。なんでも私の家族旅行前日から開催されるもので、LCCと言えばその安価な料金が最大の魅力。それがさらに安くなるという…しかしそこは人気のバーゲン。あっと言う間に売れてしまうとか。
件の凸凸北斗星が頭の中をぐるぐる回っていたこともあり、「ダメもとでやってみっかあ〜」なあんて軽いノリでアクセス。すると…
サーバーダウン…
なんでえ、全然ダメじゃん…( ´△`)アァ-
と、かちかちやっていると不意に繋がり出す。空席もある。これは…興奮を抑えつつ入力を続けていくと…往復で取れちゃいましたあ!しかも日帰り…w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
かくして家族旅行では撮ることのできなかった凸凸北斗星撮影のリベンジとなったわけであります。
6/30(火)
自宅を6時に出発。原付で空港には6時半に到着。7時半の飛行機に乗り9時半には新千歳空港の駅。素晴らしい…自宅の立地に感謝。そしてLCCに感謝。
それにしてもこの日、成田空港はいい天気。
これは期待が…持てないんですよ。
実は事前に天気予報で「曇り時々雨」と聞いていまして「まあ雨さえ降らなきゃ…」という気持ちでおりました。
で、千歳に着くと…
雨、ですわ。|||(-_-;)||||||どよ~ん
さすがです、自分。
もう雨の神様だか写真の神様だかが雨天時の撮影を極めろ!と試してるような…全くありがたくないお告げ。
などと心の中でブツブツ言っておりますが既にゴングはなっております。ファイティングポーズを取りつつ歩みを進めます。o(-ε-o)ムク
千歳空港からは小樽行きの快速エアポートに乗車。
北海道で汽車に乗る…これはもう学生時代以来…本当に長い間この趣味から離れていたんですねえ。
今日最初の目的地は島松。先日のはまなすを撮影した北広島のひとつ南の駅にあたります。自宅のPCで事前にロケハン(ストリートビュー)したところ、線路を跨ぐ道路橋の至近で撮影できそうな予感。狙いはもちろん下り凸凸北斗星。
島松駅に到着。
なんとか雨は止んでますが大いに降りそうな雲満載。
そして予感的中。撮影地までの徒歩20分で本降りに。風も強くなり、傘の持ち方によっては「おちょこ」になりそうなくらい。
あれ…駅撮りにすればよかったかな…などと考えますが、復路になる上りは駅で編成写真を撮る予定。せめて下りは北海道らしい景色の中で撮りたい!という強い想いを抱きつつ撮影地へ。
撮影地に到着。
そしてここで嬉しい誤算。
線路のすぐ奥がジャガイモ畑で既に満開ではないですか!(*'▽'*)わぁ♪
これはなんとしても写真に取り込みたい!
幸いに凸凸北斗星までの間、数本の特急列車と多数の普通列車が通過します。なんとも過密ダイヤ…。
そしていよいよ本番の凸凸北斗星。
風雨が強くなり明るくなるどころか暗くなる一方。ISO感度も個人的にはギリギリの800。これ以上の高感度は画質のためにも避けたい。与えられたSSは1/125。
ここまで練習電を見る限り、このポイントの直前に廃止された踏切があり、その近辺の線路が札幌方面だけ曲線を描いていて、それが原因かあまりスピードを出してこない。ならディーゼル機関車牽引の北斗星ならなおのこと。だいぶ楽観的に左手は傘、右手に一眼レフの勇ましい姿で…
デジイチのプレビューを見る限りは感じませんでしたが…完全に流れちゃってますやん。o(TヘTo) クゥ
ちょっと画質にこだわりすぎちゃったのかなあ… 確かに大事な記録であり作品ですが固執しすぎたようですね。反省というには大きな代償。というのも恐らく凸凸北斗星を撮るのはあと一回、今日の上り列車を残すのみとなるからです。なおさら肩に力が入っていきますが、この反省を活かしもう少しこの場所でISO感度を変えて撮影を続行。
DF200牽引の2051レまで撮影。まさか関東に住んでいながら一ヶ月に二度もDF200貨物を撮影できるとは…
この道路橋からは千歳方面への列車も撮影可能。私の身長(170センチ)ですと少し背伸びが必要ですが…広がる牧歌的な光景に北の大地を感じずにいられません。
このあと島松駅方面に歩きながら北海道らしいカットはないものかと模索。
少しのんびりしてしまったようで予定していた列車に乗り遅れ、これによりあるひとつの目的を失うことになります。
実はこのあと上り北斗星を撮影するまでの行程、いろいろ悩みました。
単行気動車が魅力の夕張方面。
風光明媚な噴火湾…
しかし選んだのは函館本線の北側。
可能なら豊幌駅くら歩いて30分くらいと予想される夕張川沿い。
というのもこの沿線を走る特急オホーツクの札幌側先頭車には特徴的なスラントノーズと呼ばれるスタイルのキハ183が使われています。しかし旭川側には貫通型のキハ183。
そしてこのスラントノーズ、近い将来(と言ってもはやくても5年後?)全廃とのリリースがすでに流されています。
他にも夕張線などで活躍するキハ40も廃車対象となっているようですが、車両増備の予定などからとするとスラントノーズの全廃の方が若干早いかと。
何より夕張方面はできることなら紅葉or雪姿を見たいなあ…
そんな函館本線でもうひとつ押さえたかったのは稚内行きの特急サロベツ。これがたまたま豊幌で撮り頃なお時間!で予定を組んでいましたがあえなく撃沈。
少し時刻表を睨みつつ、唯一間に合いそうな札幌駅でサロベツを駅撮りすることに。
札幌へ向かう普通列車に正面からかぶりつき。
すると雨の向こうからなにやら特急が…しかもスラントノーズ…⁉︎
前述のようにキハ183のスラントノーズは札幌側だけ。旭川側は貫通扉のあるタイプのはずが…
ゴシゴシ(-_\)(/_-)三( ゚Д゚) ス、スゲー!
ゴシゴシ(-_\)(/_-)三( ゚Д゚) ス、スゲー!
紛れもなく両サイドがスラントノーズ、さらにグリーン車が普通車との合造車ではない「キロ」。まさにデビュー当時の編成美を見せる5両。こちらもやはりオホーツク。実はこれまでに多々あったJR北海道の車両故障などの影響で全車順次検査を進めている次第。その際に車両不足なども発生し、しばらく休車であった車両も突然復活しては運用に入る、このようなことが続いているようです。
これは車内からではなくどこか撮影ポイントで撮りたかった…
しかし過ぎたものは仕方がない。兎にも角にも札幌到着後、急ぎ足でディーゼルエンジンけたたましいホームへ。
サロベツを見送り、次は私が北上する番。
次の岩見沢行きの普通列車に飛び乗り豊幌を目指します。
ちなみにこの時点で太陽は見えませんが、雨もなく、また豊幌のある江別も曇りとのこと。これなら夕張川へ行けるかな…と期待しつつ豊幌駅に到着。
しかし…
雨…
もう呆れてなにも言えません。
結局夕張川へ行くには天気も悪すぎ、断念。目的のオホーツクは駅撮りに。
そして本番のオホーツク。
縦位置ながら編成全体が入るように。
狙いはもちろん上り北斗星。私にとって凸凸北斗星最後の撮影チャンス。様々な撮影地がありますが私が目指したのは恵み野駅。編成全体を押さえる駅撮りです。残念ながら今回は撮影ポイントを目指す時間もなくリスクも高いと判断。ここで今旅のクライマックスを迎えようとします。
そしていよいよ本番。被りはなさそう。
最後の正統派ブルートレイン、国鉄の香り、今一度。
見送りながら幼き頃に憧れた遠い日を思い出していたかもしれません。
すっかり貨物時刻表見逃していてこんな形で撮影。もったいないてん
さてあとは南千歳で乗り換えて新千歳空港へ向かうはずですが…
降りたのは手前の千歳駅。
なぜかというと…
この列車は千歳発の夕張行き。
事前にこの列車の存在を知ってから一区間(千歳〜南千歳)だけでもいいから乗ってディーゼルサウンドを楽しみたい!…というつもりでしたが、写真を撮りたい欲望がじわじわ。
今から撮影地に行くわけにも行きませんし、とりあえず一本前の列車で隣な南千歳駅へ。ここのホーム先端で先程の夕張行きを待ち構えます。
列車を待つこと、約10分。徐々に雨足が強くなります。さすが…(略
いつか森の中、紅葉の中、雪の中でチャレンジしてみたいものです。
今回の弾丸北斗星撮影ツアーはこれにて予定を完了。天候に先を阻まれ、目的の半分くらいしか達成できなかったような1日。
しかし最後くらいは…
着いたのは新千歳空港。
帰りの便、出発の2時間前。
というのも…
ホタテ貝柱のスープカレー♪
前日まで空港内の松尾ジンギスカンがいいなあと思っていましたが、たまには違うもので一杯呑みたいぞ、と。
特にビールはクラシック、しかも選ばれた店のみでしか呑めないパーフェクトクラシック!シルクのような飲み心地。
これだけで帰るにはもったいないぞ、新千歳空港。
ラーメン道場へ道場破り(?)に。
前回は雪あかりさん、今回は…
濃厚な味噌に甘い玉ねぎがよ〜く効いてます。
(ちなみに玉ねぎは苦手ですけど…)
最初はもったいないと思っていた日帰り北海道行き。
終わってみれば随分と充実した1日。
成田市周辺住民としてはこの特権を活かさない手はありません。
また行くかもね〜。
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