2014年12月24日水曜日

初冬の中央本線に富士を訪ね 〜三峰の丘撮影記〜

富士のリベンジは高原の地にて
小淵沢から高原地帯を走る小海線にはハイブリッド気動車なるものが使われております…

実は今年を迎えるにあたり、在り来たり(?)な目標を立てておりました。
それが

「富士山の写真が撮りたい!」

いや、正確には

「富士山を背景にして貨物列車を撮りたい!(しかもゼロロクで)」

という事でした。

富士山…誰もが憧れる名峰ですねえ。
(*´-ω-`)ウンウン

4月。
桃源郷の撮影の傍ら、期待していた新府からの富士は霞で見えず。
。・゜・(/Д`)・゜・。うわぁぁぁぁん

9月。
薩埵峠を目指すも雨。お膝元の富士宮からですら拝めず。
・゜゜・(/□\*)・゜゜・わ~ん

そして12月。
3度目の正直とばかりにプチ遠征を計画。
休みの日の天気予報を注視していた12月上旬。
ついに快晴予報が18日に出た!(あ、私の休みですわ。)

問題はどこで撮るか。
前述の通りゼロロクが撮りたいのであればやはり薩埵峠。しかし三島の週間予報を見ると…
(あ、スマホを買い換えたおかげで初めて「スクショ」を撮れました♪)

対して山梨県側はと言うと…

なんと快晴予報。
ちなみに前日の予報も快晴。
これはもう決まりでしょ。やはり雲の心配などせず、すっきりした富士の姿を拝みたい。ブルサンがどうとなど言ってられん。
また夕刻から新宿付近で友人と会うことも決まり撮影地選定は一気に決着。
山梨方面への遠征となりました。
ε=(/*~▽)/ゴー!

12月18日。
気温が0度近い朝の出発。
列車を乗り継ぎ高尾へ。

高尾からは115系がエスコート。211系の進出ですっかり数を減らし、かつての標準色であった「山スカ(青とクリーム色の塗り分け)」は先日全車が廃止となったそうで(復刻塗装の1編成は健在)旅路に欠かせない光景がまたひとつ消えていく思いです。
(´ω`。)グスン

さて今回、目指すは前回富士を見損ねてしまった新府…ではありません。
新府での撮影も最後まで迷いましたが桃が咲いてるわけでもなく、丸裸の木が並ぶ場所では富士の魅力も半減するのではないか、ということで…

小淵沢をチョイス。
(?´・ω・`)ナニナニ

今回目指したのは「三峰の丘」。
三峰とは富士山、北岳、奥穂高岳の日本の標高1〜3位の名峰をさし、その全てが望めるというスポットです。
とりわけ富士山は手前に中央本線、奥に富士山というアングルが選べる最高のロケーションなんですね。
。゚+.(○ゝω・)b+.゚。イイネ

…が、心配な事がひとつ。

午前中逆光なんですわ、多分。
で撮影可能時間帯に通過する貨物列車が…

午前中一本だけなんですわ。
(*´Д`)=3ハァ・・・

ん〜、悩んだ。車中でも悩んだ。
でもね、行って見なければわかりませんから。
強行です。


高尾駅よりのんびり列車に揺られます。


道中、目に入る景色や空は撮影の成功を予感させるものばかり。

あっと言う間に5時間が経過。
小淵沢駅に到着。
なにやら怪しい雪雲…

あ〜、白州の街でもありますね。今度は見学したいな…

ここから徒歩で約20分…

積雪、凍結の道に多少手こずりながら到着した三峰の丘から見る北岳は…

奥穂高岳は…

なんも見えねえ…

そして肝心の富士山はというと…
山頂部が隠れちゃってますね…
気象相手と言うのは本当に難しい。しかし贅沢は言えません。本命の貨物列車が通過するまで時間は少ない。雪の中に三脚を立て待ちます。




練習電を見てもわかるように正面に、いや側面にも光線があまり当たらない…
そしていよいよ本番。
踏切が鳴り出しますがジョイント音は後ろから。


え?Σ(゚Д゚;o)


えっ!Σ(・∀;ノ)ノ

おいっ!アタヽ( ̄△ ̄ゞ=ヾ ̄△ ̄)ノフタ

タキが見えなくなって5秒後…


あっぶねえよお!
(;・∀・)ダダイジョウブ
肝を冷やしました。逆光、富士山頂の雲被りに加えて裏被りまでもか!と冷や冷やしました。上りの貨物列車が来るのはわかっていたんですが、まさかここで離合するとは。
何はともあれ目的のワンカットをゲット。
ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノ
寒さと強風、さらには雪雲が近づいているようなので早々に撤収しようとしたところに同業の方が。
( ・ω・)/ウィッス
簡単に挨拶を交わした後、何を待たれているのか聞いてみると115系(往路に乗ってきた古いアレ)が来るそうで。確かに11月末をもって山スカが全廃になり残された信州色も年内いっぱいで無くなるそうで。
では!と私もお付き合い。
30分程待つとその方のアドバイス通りに上り線に115系が。
足元カツカツ・・・A´ε`;)゚・゚

さらに10分後、今度は下り線に115系が。


たくさん走っていると思ってもいつの間にかなくなってしまうもんなんですねえ。いいお土産ができました。
お礼を言い私だけ撤収。
今回の撮影、私はもう一ヶ所チャレンジしたいポイントがありましたので小淵沢駅へ戻り甲府方面行きに乗車。
ε=(/*~▽)/ゴー!
次のポイントは石和温泉の隣、春日居町駅。以前来た際は駅前の足湯にお世話になりましたが今回は山を登り大俯瞰に挑戦。


駅周辺には桃の木が広がります。


なるほどのピーチライン。

そして急坂を登り振り返ると


まるでジオラマの世界。しかし富士山はいずこ…

先程車中から見た時はしっかり山頂部が見えていたのですが、すっかり雲に覆われ…。
全くついていません。しかしそれでも時間は迫ります。仕方がない、ここで!と撮ってみましたが



 あずさとか…

タンカー列車とか…

富士山がどこにあるのかわからないだけでなく列車がどこにいるのかわからないと言うオチ。これでは話になりません。明らかに場所の選定ミス。でもぶっつけ本番でやっていればこんな事もあります。今日は一富士達成できただけよしとしなきゃ、ですね。
どんまい (o・_・)ノ”(ノ_<。)


帰路の列車も115系。いっぱいいるように感じちゃうんですけどねえ。

途中、大月にて腹ごしらえ。実は今日最初の食事。
お煮かけ蕎麦、と言うそうで。「信州の味」というキャッチコピーに惹かれチョイス。要は野菜たっぷり蕎麦ですよ。

この日は大学時代の友人と荻窪でプチ忘年会の約束。空きっ腹で行くわけにもいかないし、食べすぎては酒が不味くなる。旨塩豚丼に後ろ髪を引かれつつ荻窪へ向かいます。
ちなみに牡蠣料理屋さんね。メインの生牡蠣とか全部食べちゃってねえ。

東京の夜は更けてゆく…。

今回も前回の富山同様「リベンジシリーズ」となりましたが決して満足いく出来には程遠いものでした。確かに天候に左右される部分も大きいのですが、何よりまだまだ未熟。色々な場面を想定し適切なセッティングを見つけしっかり撮る、と言う事の難しさを感じた1年。

また来年、心に植え付け薩埵峠からスタートしたいものです。


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